７月２９日（日）黒部市東布施の中陣集落で伝統行事の一つ、ニブ流しが行われました。

子供たちが麦藁で大人の協力を得て作った個性ある立派な舟を
お祭り当日の夕方、子供たちそれぞれ公民館に持ち集まり、
地区内を一巡します。

その後、子供たちがニブ流しの歌を合唱し、
前川という浅瀬の川に入り舟を浮かべ歩きます。

ニブは青森のネブタと同系統のものだそうです。
昔は7月末ごろと言えば三番草取りの真最中であり、
労働の妨げとなる眠気の精霊や１月から半年の間の罪・穢れ
その他の悪霊を舟に乗せて地区から追放しようとして行われた行事であると言われています。
（*以前は7/31に行われていました）

個性あふれる自慢の立派な舟を子供が持ち寄り元気にニコニコ引く様子、
大人も年配の方も自然にニコニコ笑顔になり、とてもよいお祭りです。