8月27日(月)、黒部峡谷自然観察会が開催されました。
毎年夏休み期間中と紅葉時期に行われるそうです。
今回の内容はナチュラリストの方々と一緒に黒部峡谷鉄道宇奈月駅からトロッコ列車で欅平駅まで行き、
そこから歩いて祖母谷(ばばだに)地獄と祖母谷温泉へ行くというものです。
私も参加させていただきました。
8:30より黒部渓谷鉄道宇奈月駅で受付開始し、9:21宇奈月駅を出発。
黒部峡谷をトロッコ電車で沿い走りながら10:39に欅平駅に着きます。
ここからは徒歩です。
祖母谷川沿いを歩いていきます。
奥鐘橋から黒部川と祖母谷川を眺めます。微妙に色が違うのも諸説あるそうです。(ダムの有無など)
橋を渡るとヘルメット置き場があり、安全上ヘルメットを着用していきました。
気を付けていればとても危険ということではないのでご安心ください。
間もなく人喰岩を通り抜けます。人工ですが迫力あります。
道中は美しい渓谷風景を見ながら、植物を見たり、配湯管から出る硫黄臭を感じたり、初夏まで見れるスノーブリッジ(雪の橋)のポイントを教えてもらったり、
トンネルをくぐったり歩くこと約60分、ついに祖父谷(じじだに)川と祖母谷川に架かる祖母谷川橋が見えてきます。
橋の上からは世界一新しい花崗岩が見えます。世界一って付くと石のことに特別関心のない僕も写真を撮ってしまいます(笑)
世界一がゴロゴロ転がっていました。
橋を渡った後は、祖母谷地獄へ。
川のそばから湯けむりがあちらこちら!!!源泉です!少し触ってみましたが熱いので注意が必要です。
そうそう「祖母谷」「祖父谷」ってなんだと思うんですが、これには昔話があるようです。
ある夫婦のストーリー、夫は少し女性にだらしない性格、それを嫉妬深い妻が怒っており、
老いても変わらないこの状態にじじは逃げ出し、信州のほうへ向かう途中
谷で命を落としました。追うばばも欅平でじじの行方を聞いたら左を指さしたので左にそれたが途中谷で命を落とす。
しかしばばの嫉妬の怨念で熱湯が噴出し、祖母谷地獄ができたという言い伝えです。
そんな話を聞きながら、祖母谷温泉に浸かり疲れを癒します。
程よく香る硫黄臭のツルツルした温泉は最高でした。
今回は露天風呂に入らせていただき、川のきれいな景色を見ながらゆったりと。
自然と渓谷美、温泉を堪能出来る自然観察会でした。
地元内外関わらずおススメの場所でした。
次回は秋に企画されるのでみなさま是非ご参加ください!