今回は黒部川きときと魚のつかみどり大会が開催されました。
まず県外の方に向けて「きときと」とは何か説明しますと、「新鮮」という意味です。なのでイベント名を標準語に直すと「黒部川の新鮮な魚のつかみどり大会」となります。(余談ですが富山の空港の名称は富山きときと空港です)
この日は台風の影響もあり朝から雨が降っておりました。これはもしかして中止かな?と不安に思いながらいますと「魚のつかみどり大会やるよ!」と言われました。
そして現地に向かってみるとそこには多くの車がありました。皆さんやる気まんまんです。駐車場から会場まで歩いていると県外ナンバーがちらほらとありました。このイベントは誰でも参加できます。黒部に遊びに来て魚つかみをしてもらって楽しんでもらうにはもってこいです。放流されている魚種はイワナ・ヤマメ・アユ・ウナギなどでした。
会場に着くと既に場所とりが始まっていました。魚がいそうな場所付近には人が多く集まっておりました。そして開始の合図がなると一斉に川に入っていきます。川の水の冷たさなんてなんのその、一心不乱に行きます。そして皆さん思い思いの場所まで移動すると座って魚をつかみます。
私も川に入ると、足に魚が当たります。魚もびっくりでしょうが、自分もびっくりです。そしていざ捕まえ始めるのですが…
全然捕まらない…あれ?おかしいな…周りは簡単に捕まえているのになぜ捕まらないんだ?
魚のつかみどり大会なのに魚を捕まえられないことに焦りを感じます。結局私は3匹捕まえましたが、周りの方を見てみると物凄い数捕まえている人がチラホラ…食べきれるのかななんて余計な心配をしながら川から上がりました。
主催者の方にお話しを伺うと、毎年安全に行えるように考えながら安全対策を行っているそうです。昨今イベントで何かあると来年の開催が危ぶまれることはざらです。そうならないために出来る限りの対策を行っておりました。
多くの方が楽しまれたこの魚のつかみどり大会。来年は1匹でも多くつかみ取りたいと思いました。