今回はくろべ牧場にてジオパーク自然教室「黒部の雪を楽しもう」が開催されました。
※内容がてんこ盛りだったので記事の内容もてんこ盛りとなりますので、お時間ある時にお読みください

さて、牧場に集まられた参加者の皆さんと最初に楽しんだのが人工の雪つくり！
細かい作り方は省略しますが、ほとんどがご自宅にあるもので作れます。（ただしドライアイスは難しいかも……）作り方を説明して実際に人工雪を皆さんに作ってもらいます。この人工雪作りから雪ってどういったものか、どこで作られてどうやってできるのか、学べました。

その後外に出て、実際に降った雪を使って実験を行いました。雪の密度について実験。新雪になればなるほど空気の含有量が増え、同じ体積でも軽くなります。羽毛布団をイメージするとわかりやすいかも？
そしてついにイグルー（かまくら）体験です！

参加者の子ども達は我先にと中に入っていきました。先ほどの実験から雪は多くの空気を含んでいます。なのでイグルーの中はそれほど寒くはありません。（まったく寒くない訳ではないです）そして光がほとんど入ってきません。それは雪が光のほとんどを反射するためだとか……。

そして一番の驚きが声がまったく通らなくなります。これは、雪の表面がざらざらしていてそのざらざらに防音効果があるそうでイグルーの外から大声を出しても、聞こえませんでした。雪に埋まって亡くなる事故を聞きますが、その理由を体感しました。

再度室内に戻って先ほどの人工雪の成長をチェック！少し時間を置いたおかげで人工雪も大きくなっていました。外で見た雪はこうした条件下で雪へとなっていくんだと勉強になります。

休憩後は最後のアクティビティー「スノーシュー」です。
スノーシューを履いて。雪原へと繰り出します。木々がある方へ向かうと何かの足跡が！？
なんの生き物かはわかりませんでしたが、参加者さんと「なにかなぁ～？」と一緒に考えました。
歩いて戻るときに見えた景色です。雪化粧をした黒部川扇状地に富山湾。この日はとても見晴らしがよくスタッフ含め、きれいな景色を楽しみました。

ここでイベントは終了し、解散したのですが実はその後残った参加者さんと共にイグルーの解体を行いました。これは、そのままにしておくと崩れた時に誰かがケガをすると危ないからです。子ども達はシャベルを持ってイグルーに突き立てていきます。しかし硬くて全然削れませんでした。ここは大人の力である程度解体して最後の崩しを子ども達に楽しんでもらいました。片付けも含めて学びにつながる楽しいイベントとなりました。